2009年7月。
現代アクションTRPG『ダブルクロス』が、『The 3rd Edition』として新生する!


●『ダブルクロス』とは?

 ようこそ、『ダブルクロス』の世界へ。
『ダブルクロス』の舞台は、一見我々の住む現代世界と同じように見える近未来。
 人々は学業や仕事に努め、友人や恋人との時間を過ごし、世界情勢を遠くに感じながら、日々の暮らしを営んでいる。
 しかし、そんな日常の裏には秘密が隠されていた。
“レネゲイド”と呼ばれる特殊なウィルス。そのウィルスに感染することで超常能力を得て“オーヴァード”と呼ばれる存在になってしまった人々。彼らによる事件は日増しに増大し、各国政府はひとつの組織の提唱により、レネゲイドに関する情報を封鎖・秘匿した。
 キミはその中でレネゲイドの真実を知ってしまったひとりとして、日常の裏側を歩いてゆくことになる。
 かろうじて保たれている日常を護るために、超常の力を使って戦う。人としての理性を削ることになっても、それでも護りたいもののために──。


●新たなルールブック

 『ダブルクロス The 3rd Edition(以下DX3)』は、ルールブックの判型を文庫サイズに変更。富士見ドラゴンブック・レーベルより発売される。
 文庫サイズになることで、入手しやすさが向上。形も中身もコンパクトに整理され、手軽かつ快適にゲームを楽しむことができる。
 また、ルールブックは『ルールブック1』、『ルールブック2』に分冊されている。
 『ルールブック1』は「この1冊があれば遊べる」ようにデザインされており、『ルールブック2』は、『ルールブック1』のデータを拡張し、2冊揃うことで『ダブルクロス The 2nd Edition(以下DX2)』とほぼ同等のプレイ環境を構築できるようになっている。




●ルールブック1

 まずは、7月に発売となる『ルールブック1』について紹介しよう。
 先にも書いた通り『ルールブック1』は、その1冊さえあれば『DX3』の世界へと足を踏み入れることができるように作られている。

 『ルールブック1』の構成は以下の通り。

▼プレイヤーセクション
 プレイヤーセクションには、PCの作成方法と、そのためのエフェクト・アイテムデータなどが掲載されている。
 シンドロームは12種類。エフェクトは各15種掲載されている。
 そしてサンプルキャラクターは5種類を掲載してある。
 キャラクターメイクに関して『DX3』最大の目玉は“トライブリード(三種混合種)”だろう。
 前作『ダブルクロス The 2nd Edition(以下DX2)』まではひとつのシンドロームを持つ“ピュアブリード”と、ふたつのシンドロームを持つ“クロスブリード”の2種類だけだったのが、『DX3』からは、3つのシンドロームを扱うことができるキャラクターが作れるのだ。
 ピュアブリードは、よりひとつのことに特化した造りに、クロスブリードはバランスの良く力を引き出せるように、そしてトライブリードは、汎用性の高いキャラクターを作成できるようになっている。

▼ルールセクション
 ルールセクションでは、セッションに必要となる判定、戦闘ルールを掲載している。
 また、ゲーム全体の進行のガイダンスが掲載されている。

▼ワールドセクション
 ワールドセクションでは変貌してしまった世界について解説している。
 用語説明の他、『DX2』から1年が経過した『DX3』の世界がどのように変わったのかを解説している。

▼ステージセクション
 ステージセクションでは、セッションの舞台となるステージの運用について解説している。
 また、サンプルステージとして東京近郊N市を紹介している。

▼ゲームマスターセクション
 ゲームマスターセクションは、GM向けのルールや解説、セッションを遊ぶために必要なシナリオの作成法、エネミーデータなどが掲載されている。
 また、『DX2』のキャラクターをコンバートするためのガイダンスも掲載してある。

▼シナリオセクション
 シナリオセクションには、シナリオが1編、シナリオフックが2編掲載されている。

『DX2』の約6年の積み重ねから、『DX3・ルールブック1』では、コンセプトに合わせたシェイプアップと新しい時代に対応するためのボリュームアップをと同時におこなった。
 さらに、この後も『ルールブック2』・『上級ルールブック』の発売が控えており、さらなる進化を遂げようとしている。
 ぜひ、新たなる『ダブルクロス』の世界を体感していただきたい。


『ダブルクロスThe3rdEdition ルールブック1』

ISBN 978-4-8291-4558-6
定価:本体840円+税
著者:矢野俊策/F.E.A.R.
表紙イラスト:しのとうこ
発売元:富士見書房

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