『ニルヴァーナ』とはどんなゲームか? 異なった時間、異なった宇宙。 そこでも、人類は文明を起こし 栄え、 そして滅んだ。 文明崩壊後“半島”もしくは“亜大陸”と呼ばれる土地に追いつめられた人々は、それでも相争うことを止めなかった。 黄昏のような時間。 文明はゆっくりと滅亡に向かうかと思われた。 しかし、それすらも甘い予測にすぎなかった。 『ニルヴァーナ』とは、いわゆる“アフターホロコースト”、つまりそれまでの世界が一度崩壊し、生き残った人々が主人公となるRPGである。 その舞台となる世界は、当然危険である。なぜなら、世界の崩壊とともにそれを支えていた秩序も崩壊するからだ。 その世界は、当然背徳的になる。生き延びた人々が、さらに生き続けるために、残された文明の残滓を奪い合うことになるからだ。 そして、その世界はRPGにとって格好の舞台となる。危険で背徳的であることは、プレイヤーの想像力を刺激し、世界における当事者性を増大させるからだ。 言い換えるなら、それは冒険の舞台としてうってつけなのだ。 だから、多くのRPGは一度文明が崩壊した後の世界を舞台としている。あなたが知っているRPGを、とりあえずいくつか並べてみればその事実が確認できるはずだ。 その意味では、本作はもっとも正統的なRPGの舞台。それが『ニルヴァーナ』の背景世界である。 それでは、このような背景世界に存在するプレイヤーキャラクター(PC)はというと……。 【プレイヤーキャラクター】 |