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●世界を冒す病、奈落
●奈落の発生
●奈落の落とし子スペクター
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■世界を冒す病、奈落
“奈落”とは、世界樹ユグドラシルを冒す崩壊因子。いってみれば世界を死に至らしめる病のような存在である。
ブルースフィアは豊潤なマナを持っている。これまでブルースフィアでは奈落の大規模な介入をマナ自体が防壁となることで防いできた。
だが、近年、この豊富なマナにかげりが生まれ始めた。ここ数百年で、マナは減少の一途を辿り、神秘は失われ、世界は荒廃していった。
その結果、ついに奈落の軍勢が世界に現われ始めたのである。
■奈落の発生
奈落は、マナが枯渇した場所に生まれる。
だが、いかにガイアの力が弱まっているとはいっても、ブルースフィアには未だに大量のマナが存在しているため、マナが枯渇した状態を持続させることは非常に困難である。
そこで奈落の使徒たちが見出したのは、人の心であった。
絶望にうちひしがれ、愛を失った人の心に奈落の種子、アビスシードを埋め込む。
アビスシードは人の心の中で芽吹き、マナを奪いながら、巨大な力をその宿主に与える。
こうして生まれるのが、奈落の怪物、スペクターである。
彼らはみずからの心に開いた虚無の穴を埋めるべく、マナを求める。だが、その穴は決して埋まることはなく、加速度的に暴走していく。
■奈落の落とし子、スペクター
スペクターは、奈落によって大きな力を得る。この力を持って、スペクターたちはマナ(魔力の源)を集めるのである。その方法とは……人から奪うことである。
マナは空気内の酸素のように世界に普遍的に存在し、酸素同様、生命にとって不可欠なものである。
生命の中でマナは濃縮され、その生命を輝かせる。そのため人間には、ブルースフィアでもっとも純度の高いマナが含有されているのだ。
スペクターは、様々な方法でこれを奪う。
肉体を物理的に損壊し、失われ行く生命をもろとも喰ってしまうスペクターもいれば、流れる血潮を啜る吸血鬼のようなスペクターも存在する。中には、精神のみを喰らったりするような者もいるのだ。 |