もうひとつの世界、もうひとつの現代

『トーキョー・ナイトメア(以下、TNM)』の舞台は、現代とよく似た世界。
だが、少し治安が悪く、危険で、スリリングな事件がよく起きる“もうひとつのトーキョー”だ。
 
世界中から合法非合法問わず多くの人が流入し犯罪件数は鰻登り、企業は私服を肥やし、ヤクザやマフィアが抗争に明け暮れる。電脳犯罪やハイテクノロジーの悪用なんてのも日常茶飯事だ。
人々は自衛のために武器を手にするようになり、その結果、トーキョーはより危険な街になってしまった。
 
キミたちは、そんなトーキョーで様々な分野のプロフェッショナルとなり、裏の世界の事件を解決するストーリーを紡いでいくことになる。

判定はトランプ

一般的に、TRPGの判定に使われるものといえば、様々なサイコロ(ダイス)だろう。
だが『TNM』で使用するのは“トランプ”。そう、ババ抜きやポーカーなんかで使う、あのトランプだ。
 
プレイヤーは、手札として持っているカードの中から自由に選択して判定を行う。
つまり、自分の思い通りに判定を成功させることが(もちろん失敗することだって)できるわけだ。
 
自分で成功する場面を選んで、それを“カッコ良く演出する”ゲーム。それが『TNM』だ。
 

貴方の分身となるキャスト

プレイヤーは、ひとりひとつの“キャスト”と呼ばれるキャラクターを作成する。
そのキャストを通じ、登場人物としてゲームに参加することになるわけだ。
 
キャストは『TNM』世界の裏仕事のプロフェッショナルで、“スタイル”というデータを有している。
スタイルは、例えば警察官、例えばコンピューターハッカー、例えば遊び人といったような、キャラクターの生き様、職業、能力などを表したもので、タロットになぞらえた22種類が存在している。
これらを3つ組み合わせることで、キャストは創り出されることになる。
 

まさに“神業”

スタイルには、それぞれ“神業”と呼ばれる能力がついている。
これは、1シナリオ中に1回使用することができるもので、極めて強力な能力を持っている。
 
例えば“どんな強敵であろうと一撃で葬り去れる”ものだったり、“死んだ人間を蘇らせることができる”ものだったり、“金で購入できるものなら、どんなものでも購入できる”ものであったりと、どの能力も盤面をひっくり返すに十分な力を秘めているものばかりだ。
ここまで強力な能力をプレイヤーキャラクターが有しているゲームはなかなか無いだろう。
 

映画のようなプレイを楽しめ!

現実の東京ではフィクションや“想像の産物”だと思われているものが、すべて実在している。そんなアクション映画やコミックの舞台設定のような場所が“トーキョー”だ。
東京では見たこと無いようなガジェット、超能力、異形の者たち、そんなヤバイものだってトーキョーには存在している。
そんな世界を闊歩できるなんてワクワクしてこないか?
 
是非、“ヤバイ”トーキョーへ訪れて、自由に、カッコ良く、キャストたちを活躍させて欲しい。
 

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