◆Research04◆突然の襲撃
シーンプレイヤー:日置鉄也
シーンタロット:フェイト
テツヤは、バイクを飛ばし、土岐野ユウカの通う学校の近くの公園に向かった。
彼女には、調査の途中経過を報告するつもりだ。
七年前に姿を消した彼女の父親、土岐野貞秀には警察の公安捜査に関わる事情がある。
それが深い謎となって横たわっていた。
RL:では、次のシーン。シーンタロットはフェイト。シーンプレイヤーはテツヤ。ユウカと話をするシーンとして想定しています。
テツヤ:わかった。彼女の学校の前で出待ちをするわけにもいかないし、学校近くの公園で待ち合わせることにしよう。
エリカ:いいんじゃない?
RL:では、学校近くの公園。登場判定は〈社会:ストリート〉か〈社会:ビジネス〉となります。
エリカ:あっ、あたしも〈コネ:土岐野ユウカ〉で登場判定していい?
RL:もちろん、いいですよ。
エリカ:(カードを切る)判定成功、ユウカちゃんを監視してたってことで。
RL:エリカの視点だと、ユウカがライダースーツの男と何やら話しているのがわかりますね。
テツヤ:俺は、エリカの〈コネ〉を持っている。エリカは俺のことを知っているはずだ。
エリカ:情報収集で名前出てるし、ユウカちゃんを助けたときに、お父さんの行方を調べてもらってるって話を聞いていたことにする。〈隠密〉とかは得意じゃないから、そのまま登場。「やっほー、ユウカちゃん」
RL:「あ、エリカさん!」
エリカ:あら、テツヤじゃない。久しぶり。
テツヤ:何故、お前みたいなのがこの娘と知り合いなんだ。
エリカ:友達よ(きっぱり)。
テツヤ:……学校の先輩後輩というわけでもなそうだが?
エリカ:そんなの関係ないの! 世界中のかわいい女の子はみんなあたしの友達だから!(一同笑)
テツヤ:そ、そうか……。
唐巣:パリピは交友関係広いらしいですし。
テツヤ:うーん、よく分からんな。
唐巣:実は、私もよく知りません(笑)。
エリカ:まあ、いいわ。テツヤがユウカちゃんの側にいるなら、安全よね。
テツヤ:何かあったのか?
エリカ:ちょっとねー。これから何か起こるかもよ。
テツヤ:よくわからんな……。
RL:では、ここで、公園の出入り口に、黒塗りのバンが急停車します。その車内から、男たちがゾロゾロと降りて、公園内へとやってきます。
エリカ:うっそ、本当に何か起こった! やっぱり、アマンダさんはすごいわ! ……ねっ? あたしの言った通りになったでしょ!?
テツヤ:後で事情を話してもらうからな!
黒塗りのバンから降りてきた黒服の男たち。
無駄のない身のこなしから、専門の訓練を受けていることがわかる。
彼らが暴力の行使に慣れ、躊躇しない連中なのは間違いない。
折りたたみ警棒を引き伸ばし、無言でテツヤたちを取り囲む。
エリカ:ちょっとー、ただ事じゃないわね。ユウカちゃんをかばいましょう。
RL:先日のこともありましたから、ユウカは怯えています。
エリカ:人数はどれくらい?
RL:データ的にはクグツトループ3グループです。
トループとは、NPCの一種で集団として管理されるキャラクターのことだ。
1グループの人数はRLが好きに設定できる。この人数は、ひとりでもよいし、一〇〇人でもよい。
今回、1グループのトループは3人ほどの人数が集まっていると設定している。合計9人ほどで取り囲もうとしているのだ。
エリカ:彼らの目的って、やっぱりユウカちゃん?
RL:そのようです。テツヤとユウカが邪魔するなら、腕力で黙らせるつもりのようです。
テツヤ:依頼人の護衛も、うちの業務の一環でね。この娘を渡すつもりはないぜ?
RL:「痛い目に遭いたくなかったら、その少女をおとなしく渡してもらおう」
テツヤ:断る!
唐巣:ほう、そろそろ戦闘になりそうですね。私も登場しましょう。
RL:登場判定をどうぞ。
唐巣:(カードを切る)判定は成功、「うわ、喧嘩ですよ~!」とわざとらしく声を上げつつ登場しましょう。通りすがりのサラリーマンを装います。
唐巣サブローは、自身をエキストラに偽装するカゲのスタイル技能〈無面目〉を取得している。この効果によって、唐巣は自身を通りすがりの一般人(エキストラ)に見せかけて登場した。
RL:襲撃者側は、無関係な者に邪魔されないよう、周辺は封鎖はしているようですが……唐巣なら、立ち入れますね。では、戦闘となります。カット進行へ移りましょう。
カット進行とは、戦闘に代表される活劇を行なうための運用である。戦闘や緊迫した活劇シーンの時間単位がカットとなる。
実際に、どのように運用されるかは、次からのシーンをご覧いただきたい。