『トーキョー・ナイトメア リプレイ1 ブラックダイヤモンド』第1話特別掲載。

◆Ending02◆内調のカラス
  シーンプレイヤー:唐巣サブロー
  シーンタロット:マネキン

 
 ――内閣情報調査室の情報処理部門は都市伝説である。問い合わせても、「そのような部署は存在しない」という答えが返ってくるだけだ。
 唐巣サブローのような、活動内容が一切公開されない情報処理官と呼ばれる者たちが独自に活動しているだけだ。
 “黄昏の時代ダスク・エイジ”と呼ばれる時代となってから、トーキョーの闇は深い。
 表沙汰おもてざたにできないことなど、いくつもある。

 
RL:では、エンディングフェイズです。シーンカードはニューロ。唐巣が、矢田ケイスケに結果を報告に行くシーンとしています。
唐巣:内閣情報官の矢田さんのデスクに向かい、直接報告に行きます。
RL:矢田ケイスケが、「ご苦労さまです」と簡素にねぎらいます。
唐巣:こちら、報告書です。
 
 唐巣から受け取った資料を、矢田は一読する。
 まとめられた報告書には、公安捜査の影響をかんがみ、事件を適切に処理したことが書かれている。
「……“黄昏の亡霊”は、倒れたのですね」
「はい、“黄昏の亡霊”東誠一のテロは実行直前で処理され、彼もその場で自決しました」
 顔色ひとつ変えることなく、唐巣は答えた。

 
唐巣:潜入捜査官であった土岐野貞秀は、七年間職務を忠実に果たした、そういうことです。
RL:「彼が“黄昏の亡霊”東誠一と容姿が似ているのは、偶然ぐうぜん一致いつちであった、と」
唐巣:そういうことです。
RL:「わかりました、そのようにしましょう」
エリカ:矢田さんも協力してくれるのね。
RL:はい、唐巣の方針にしたがいます。
唐巣:……ただ、今回の件でちょっと個人的に気になることがありまして。
RL:「なんでしょうか?」
唐巣:ブラックダイヤモンド計画についてです。聞いたことがありますか?
RL:その言葉を聞くと、矢田さんはすっと眼鏡を直して視線を外します。「どこでそれを?」
唐巣:今回の調査の行きがかり上というやつです。
RL:「……“黒いダイヤに手を出すな”。私は、前任者からそう聞いています」
唐巣:どうも、七年前の“黄昏の亡霊”事件から今回の件にも関係しているようですが。
RL:「ブラックダイヤモンドが一体何なのか、私も知りません。ただ、関わった者は破滅はめつするということです」
唐巣:まるでのろいのダイヤですね。
RL:「呪いのダイヤ……確かに、そうなのかもしれませんね」と、矢田はほんの少し表情を崩したように見えました。
唐巣:おや、珍しい
RL:しかし、それは一瞬で、すっと眼鏡を直し、「これは忠告になりますが、これ以上まないほうがいいでしょう」と答えます。
唐巣:しかし、日本国の害となるならば、私はむこともいといません。
RL:「そうですか」素っ気ないような返答ですが、彼は十分に満足したようです。
唐巣:情報処理部門が適切に処理いたしましょう。
エリカ:第二話が楽しみね。
テツヤ:唐巣は、ブラックダイヤモンドを追うことになりそうだな。
唐巣:……と、報告を終えたところで、室内なのに風がき、私の姿が消えているということで。
RL:では、シーンを終了します。