『エイジ・オブ・ギャラクシー』のPCはリテイナーと呼ばれるこの銀河のヒーローです。彼らは、艤装化した宇宙船を着こなし、星の加護と呼ばれる力を使うことができます。
リテイナーはその職分や能力、種族などで、分けることができます。これをクラスと呼んでいます。『エイジ・オブ・ギャラクシー』では12種類のクラスを用意しています。これらのクラスから、最大3種類を選んで、キャラクターを作成します。この辺りは既存のSRS作品と同じですね。
クラスは、キャラクターの役割を示す基本クラス、キャラクターの職業や特別な能力、社会的な立場などを示すサブクラス、そしてキャラクターが人類とは別の種族、あるいは地球人であるという種族クラスの3種類があります。
◆基本クラス
基本クラスは次の3種類です。
探検家(エクスプローラー):新たなゲート航路を捜す開拓者にして、冒険者。
航宙士(アストロノーツ):ゲートを通じて星と星を結ぶ宇宙船乗り。
調停者(コンポーザー):交渉人や仲介者、仲買人など。他者を支援する力に長ける。
◆サブクラス
サブクラスは、次の6種類になります。
星渡り(アウトロウ):惑星無宿の流れ者。国家や組織に縛られず、己の流儀を貫く者。
工作員(エージェント):組織の代行者として組織のために戦う者。
超能力者(エスパー):念動力やESPといったさまざまな超能力を持つ者。
守護剣士(クリスタルシンガー):宇宙海賊を狩り出す剣士。水晶共生体と呼ばれるレンズ状の生物を腕に埋め込んでいる。
強化人間(ブーステッドマン):さまざまな技術で肉体を強化した改造人間。
豪商(マーチャントプリンス):星系を代表するような大富豪あるいは、星々をまたに掛ける交易商人たち。
◆種族クラス
既知宙域内に存在するさまざまな種族、『エイジ・オブ・ギャラクシー』では次の種族のキャラクターが作成可能です。ちなみに種族クラスを持たない場合は人間になります。
機械知性体(マシーナリー):自我と思考力を有するコンピュータ、超AIです。
地球人:人間ですが、地球出身者は特別な出生として別クラスになっています。凍結され、誰も触れることのできない地球の記憶、記録、情報を持っています。
知性強化動物(アップリフター):知性を強化した動物。犬や猫といった哺乳類が多いですが、水棲生物や昆虫、植物が知性強化されたという存在もいるようです。
■星の加護
PCであるリテイナーはみずからの碑文字を持っています。碑文字は、リテイナーに“星の加護”と呼ばれる力を与えます。 星の加護にはそれぞれソル星系(太陽系)の惑星の名前が割り当てられています(この惑星の名前すら、失われた知識なのです)。
星の加護はクラスごとに決まっています。対応は次のようになっています。
《火星》(マルス)
大ダメージを与える加護です。戦闘の切り札として活躍するでしょう。
<探検家(エクスプローラー)>
《土星》(クロノス)
他の星の加護を打ち消す加護です。リテイナーの敵であるクリーチャーも加護の力を持っています。この加護の使用は戦局を左右することになるでしょう。
<航宙士(アストロノーツ)>
《金星》(イシュタル)
傷を癒し、死者すら蘇らせる強力な加護。『エイジ・オブ・ギャラクシー』の銀河でも死者蘇生は、神の領域です。
<調停者(コンポーザー)>
《木星》(ユピテル)
木星の加護を得て、絶対的な成功を得る。どんなに不可能に見えることだって、彼らには不可能はありません。
<星渡り(アウトロウ)、守護剣士(クリスタルシンガー)、強化人間(ブーステッドマン)>
《水星》(ヘルメス)
星の加護を再び使用可能にする。ひとつの“星の加護”はシナリオにつき1度しか使えません。そのルールをひっくり返し、再使用可能にする加護です。
<工作員(エージェント)、豪商(マーチャントプリンス>
《海王星》(ポセイドン)
海王星の加護は、他者に不運を持ち込む力です。どんな達人でも、海王星の加護の前では素人のようなものです。
<超能力者(エスパー)、機械知性体(マシーナリー)>
《天王星》(ウラヌス)
行為判定の結果を素晴らしいものに変える。知性強化動物は他者の強化にも優秀な力を発揮します。
<知性強化動物(アップリフター)>
《地球》(テラ)
地球の加護は、奇跡を起こす力です。願いを叶える万能の力、地球。彼の地への帰還、それは人類の夢のひとつなのです。
<地球人>
次回予告
来週はいよいよ『エイジ・オブ・ギャラクシー』発売になります。『エイジ・オブ・ギャラクシー』のサンプルキャラクターと世界を紹介していきます。