『ひねもすTRPG用語集』
 第7話:プレイヤーの役割

ひねもす扉
ひねもすTRPG用語集07第7話:プレイヤーの役割
郡司:こ……この文章を読む前に、左の4コマをあらかじめ読んでおいて……ほしい。
筧:お、郡司……緊張しているな!(笑) モニターの向こうの読者さんは意識せず、普通に話せばいいんだ。
郡司:あ、あまり話しかけるな。気が散る……。

と、緊張気味の郡司君が言うように、本記事は4コマを読んだ前提で書かれています。ですので、まずは4コマをご覧ください。
……ご覧になりましたか?
では、続きをどうぞ。

小野:というわけで、今回はプレイヤーの役割について語っていこう。
郡司:プレイヤーは、ひとり1キャラクターごとに担当するんだよな。
筧:そうそう。四コマにあるとおり、協力しあったり時には対立したりして、セッションの成功を目指すんだぜ。
郡司:ちなみに、なんで、戦士や魔法使いをやるんだ?
小野:いい質問だ。その戦士や魔法使いは、いわゆるクラスというものだ。
郡司:クラス……確か職業みたいな意味だったな。
小野:そう。ゲームにおける、役割を表現するものだと言っていい。
郡司:役割……か。確かに、戦士は戦闘が強いし、魔法使いは魔法が得意、神官は回復担当ってぐらいは分かる。
小野:そう。それぞれが得意分野を発揮することで、PCたちのグループ、いわゆるパーティはより大きな力を発揮するんだ。
泉:ひとりでは倒せないような敵もパーティを組めば倒せるようになりますしね。
筧:PCたちが、それぞれの役割を果たし、協力して大きな障害をクリアしていく過程も、TRPGの楽しみのひとつなんだ。
郡司:なるほど。ロール・プレイング・ゲーム(役割を演じる遊び)とは、そういう意味があるんだな。
小野:そう考えてもらって間違いはない。
トラ:ただ、お互い助け合うのが基本でも、時には対立もするんだよ?
郡司:対立か……そう聞くと、なんか殺伐としたゲーム風景が思い浮かぶな……。
トラ:セッションは“やるかやられるか”! 情け無用のバトルフィールドさ♪
小野:こら、デマを流して遊ぶんじゃない!
筧:トラは、相変わらず不穏な空気を作り出すのが上手いな。
トラ:まあ、そう褒めなくていいから。
筧:褒めてないし!(笑)
郡司:………。
小野:確かに、PC同士で対立が生じるセッションもある。ただ、それはキャラクターの設定によったり、シナリオの仕掛けだったりすることが多い。
郡司:仕掛け?
小野:うむ。まあ、PC同士協力するのは素晴らしい。だがそれも毎回だと飽きる人もいる。
筧:そこで、セッションのスパイスとして、PC同士の対立を楽しむ遊びもあるワケだ。
トラ:最終的には、プレイヤー同士が話あって、お互い“WinWin”な結末を探っていくことになるのさ。
小野:「みんながハッピーになるエンディング」をどのように目指すのか――そこを楽しむセッションもあるって話だ。
郡司:うーむ。TRPGの楽しみ方も、色々ありそうだな。
泉:基本的には、自分のプレイヤーキャラクター役割・立場を意識して遊ぶところに、プレイヤーの楽しみがあると思ってください。
郡司:わかった。パーティの中の自分の立ち位置ってヤツを今度のプレイでは、ちょっと意識してみるよ。


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