10月発売の『ナイトウィザード The 3rd Edition』シナリオ集『ナイツ・オブ・ザ・ドゥーム』の紹介ブログ第3回になります。前回に引き続き、災厄の騎士たち、そのひとりである“赤の乗り手”ルージュ・ボーレモーを紹介したいと思います。
■戦争の騎士
基本ルールブックにも登場する“赤の乗り手”は戦争という権能を持ち、現代世界のさまざまな場所で戦争、テロリズム、暴動を引き起こしています。といっても、彼女自身が軍勢を率いて、攻撃を行なっているわけではありません。白の乗り手と同様に、赤の乗り手も人間自身の手によって人間を間引かせるという行為を好んでおり、戦争という結果を生み出すために、さまざまな工作を行なっています。
●小さな戦争
赤の乗り手が好んでいるのはテロリストやゲリラによるテロ攻撃、ゲリラ戦といった局地戦。破壊活動を主に行なわせています。それというのも、支配者に強力なカリスマと強圧的な支配を行なわせる白の乗り手の権能と赤の乗り手の力の相性がよかったためです。もうひとつの理由として、いまだにその力が完全な状態ではないという点もあります。赤の乗り手も近年まで封印されていたのです。
●赤の乗り手の封印
赤の乗り手もまた封印を受けて居ました。白の乗り手と同様に、ルー=サイファーを中心とした悪徳の七王が封印を行なっています。
しかし、この赤の乗り手の封印は他ならぬルー=サイファーの起こした第三の喇叭事件によって封印は破壊され、彼女は表界に帰還することになります。
■赤の乗り手の策謀
赤の乗り手は他の三騎士の復活のために活動しています。その活動は一定の成果を上げていて、白の乗り手の力の一部、黒の力“疫病”との協力関係を築くことに成功しています。現在の目的は最後のひとりである蒼白の乗り手の復活にあるようです。
ロナルド・フェルガン
「平和は血で贖うものだ」
すでに政界は引退していますが、大物の政治家として知られた人物です。その政治手腕でいくつもの戦争を主導してきました。そのほとんどは現在も続いています。
アレクサンドラ
「これほどに血をたぎらせるものはない」
伝説の傭兵。幾多の戦場で死をばらまき続ける思想なき破壊者です。平和を嫌い、現在も戦場で殺しを続けています。
赤の乗り手は彼女の有り様を愛し、彼女を刻印者とした。
弓天使
「……地に愛を、人に許しを…」
赤の乗り手によって生み出された侵魔。人々が感銘を受けやすいように宗教画の天使や人々が聖なる存在をイメージさせるような外見を模している。その力は極めて広い範囲に及ぶ。