『エイジ・オブ・ギャラクシー』を紹介する本記事、今回は銀河辺境方向に広がる文明圏“聖諸侯国”について紹介します。
●聖諸侯国
聖諸侯国は、聖教信仰を中心とした封建制の国家群です。聖教教会が聖諸侯国内のゲートを管理しており、各星系における信仰の中心はゲートに存在します。教会の聖職者たちは世俗に関わることをよしとしませんので、居住空間からも離れたゲートという隔絶され、あらゆる勢力から不可侵となっている場所はうってつけと言えました。
聖諸侯国は封建制を元にした社会制度となっています。星系を支配する領主たちを認めるのはゲートを管理する聖職者(司教位であることが多い)の役目となります。聖職者から破門を受けた者はゲートの通過を認められませんので、領主たちにとって聖職者との関係は非常に重要なわけです。このような事情から星系単位では、領主よりも上位の権威として聖職者が存在します。
●艦船を身にまとう騎士
領主たちの元には騎士たちが集っています。この騎士階級の人々が艤装した艦を身にまとって戦うことになる。機士たちは鎧や馬具の代わりに先祖代々の戦闘艦を継承するのです。この辺り、機械化藩国と似ていると思われる方もいらっしゃるでしょう。
それもその通りで、聖地である宇宙都市エクソダスから銀河核方向(コアワード)に宇宙怪獣を追ったのが機械化藩国の祖で、銀河辺境方向(リムワード)に進んだのが聖諸侯国の祖となったのです。ちなみに、聖諸侯国内での考え方の違いで分派した開拓者が銀河逆方向(バックスピンワード)に向かって行き、財閥連合ネビュラを構築しました。
このように現在の銀河列強を語る上で、聖諸侯国は重要な位置を占めます。
●遍歴の騎士(エラントナイト)
騎士は戦闘艦と共に、遍歴の旅に出ます。騎士階級にあっても、みずからの領地を持たない遍歴の騎士は、武者修行と称して(自分の領地を求めて)旅立つのです。あるいは聖地である地球への巡礼の旅にでる騎士(修道騎士)も多いようです。
この旅を通じて、騎士たちはみずからの収めるべき領地を捜すことになります。冒険の結果として領地や姫の愛を得るという騎士物語の再現を狙っているのです。
●次回予告
次回の更新では『エイジ・オブ・ギャラクシー』の新しい動きについてお知らせできればと思います。なお、更新は次週の金曜日(1/23日)を予定しております。