尚武の国の艦士たち

『エイジ・オブ・ギャラクシー』を紹介する本記事、今回は建国以来、宇宙怪獣と戦い続けている尚武の国“機械化藩国”について紹介します。

●機械化藩国
強弓の武人 銀河核方向(コワワード)に宇宙怪獣の勢力圏“ザ・ネスト”を持つ機械化藩国は、その建国以来、宇宙怪獣と戦い続けている尚武の国です。
 機械化藩国は、武人を上位とした身分社会を構成しています。この社会システムは星系を越えて機械化藩国全体で共通です。この武人の中でも、戦闘艦を艤装化して身につける“艦士”が最上級の身分であるとされます。さらに艦の戦闘能力や大きさも重要な要素です。藩主(*)ともなれば、巨大な宇宙戦艦や航宙母艦を艤装として持っていることを“求められます”。当然、どのくらい強力な艦艇を持っているか、がそのまま家格として通用しますので、小型艦しか持たない藩主は軽んじられる傾向があります。
 ちなみに、藩主たちをとりまとめるのが藩王です。藩王は、藩主を艦隊として運用する司令官というべき存在です。藩王と藩主はいわば封建制の関係にあり、星系という領土の保全を藩王は約束し、代わりに藩主からの忠誠を得るという形です。

(*)藩主
 藩(星系)を版図に収めている武人たちの王のこと。

●サイボーグサムライ
 機械化藩国の武人たちは、みずからの武を誇ることを好みます。かつては、その象徴のひとつがみずからの肉体に残るサイボーグ化手術でした。みずからの機械化された四肢や肉体を誇り、武勇談を披露する切っ掛けとするわけです。もっとも最近は艤装化システムや医療の発達により、重戦闘サイボーグではなくても高い戦闘能力を維持できるようになったため、相対的に艦を持つ艦士の社会的地位が極めて高い状態となっています。
 ちなみにPCは例外なく船を艤装できるので、機械化藩国内では尊重されます。個人戦闘能力が高さは無条件にリスペクトの対象となる世界なのです。

●宇宙怪獣狩り
 機械化藩国の武人たちの主な敵は長らくネストからやってくる宇宙怪獣でした。しかし、地球帰還からの100年で、宇宙怪獣の侵攻先はソル星系を含む、合星国領域となったのです。さて、外敵からの侵略が薄くなった機械化藩国では内戦が頻発するようになっています。これまで宇宙怪獣という共通の驚異の前に押さえられていた藩主同士の関係が争いに発展しているのです。藩主を統べる4人の藩王たちは、その火消しに躍起になっています。
 これがそのまま藩王同士の争いに発展する可能性もあり、戦国時代の幕開けというようなピリピリした空気が機械化藩国を包んでいます。

●次回予告
 次回は聖地と聖諸侯国を紹介します。