『エイジ・オブ・ギャラクシー』を紹介する本記事、今回は財閥連合ネビュラと、その財閥の支配を打ち破ろうとするレジスタンス活動について紹介します。
●財閥連合ネビュラ
銀河を征する列強国のひとつ財閥連合ネビュラはファイブシスターズという異名が示す通り、5つの財閥(血族によって支配、継承される企業体)によって支配されている星間国家です。
ネビュラは、利益追求型の社会で、経済力がおおよそすべての物のバロメータとして用いられています。
弱者は切り捨てられ、富める者はますます富み、貧者は生まれてから死ぬまで貧しいままという格差社会です。機械知性体の大胆な導入や、業務の無人化が進み、企業に所属(終身雇用)されている奴隷社員の数は増える一方です。
さて、そんな殺伐とした暗黒管理社会がネビュラの特徴です。このような世界になってしまったことの一因に財閥トップの多くが碑文字の巨大な力を悪用しているクリーチャーであるということがあげられます。
彼らはみずからを人を超えた超越者であると考え、人類を支配し、搾取する権利があると考えています。元々、ニューワールド星団は、聖諸侯国での宗教戦争から逃れた入植者によって開拓された場所であり、過度な宗教性を排除した結果、唯物主義的な考え方が強まり、その結果として経済が発展、今度は利益至上主義が席巻するという流れの中にあります。
●レジスタンス活動
このネビュラにおける財閥の支配を打ち破ろうと、レジスタンス活動に身を投じる者がいます。ネビュラのほぼ全域で、こういったレジスタンス活動が行なわれており、大小さまざまな組織が存在します。平和的な活動から財閥に対するテロ攻撃を行なうテロリスト、レジスタンスを名目にしているだけの宇宙海賊までさまざまな考え方、手法で財閥と戦っているのです。
ネビュラでは、こういった集会の自由や結社の自由は厳しく制限されています。そして、財閥に加わっている企業のほぼすべてでは、財閥に対するサボタージュをテロ行為として認定し、厳しい摘発と弾圧を行なっています。
◆資格者
ネビュラでは、資格者は碑文字によって騒乱を起こす危険な特殊能力者というとらえ方がされており、うかつに資格者であることを明かすとその身に危険が及ぶことになるでしょう。さすがに資格者であること自体が犯罪とはされていませんが、何らかの口実を設けての逮捕や拘留の機会を狙ってきます。
資格者(PC)にとってネビュラの支配地や財閥の影響下にある場所は敵地であると、認識するべきでしょう。
●次回予告
次回は機械化藩国の武人を紹介します。