『ひねもすTRPG用語集』
 第15話:サンプルキャラクター

ひねもす扉ひねもすTRPG用語集15第15話:
サンプルキャラクター

筧(以下、TRPG用語マン):(さっそうと現われ)俺は、「人呼んでTRPG用語マン!」
郡司:誰だよ!?
小野:人呼んでといいつつ、自称だろ。
TRPG用語マン:TRPG用語マンは、人知れずWEB上に現われ、TRPG用語を解説し、疾風のように消える、正義のヒーローだ!
郡司:…………。
トラ:カッコイイね、TRPG用語マン!
TRPG用語マン:「ひねもすTRPG用語集」のページだ。読者のみんなは、まず左側の四コマを読んでから、記事を読んでくれたまえ!
泉:ありがとう、TRPG用語マン♪
郡司:……意外と、泉もノリがいいんだな。

 ―――というわけで、まずは左の四コマからご覧ください。
 ご覧になりましたか?
 では続きをどうぞ。

小野:さて、今回はサンプルキャラクターについて話をしよう。
泉:ちなみに、今回もいただいた投稿の中からテーマをピックアップしています。

 私は、古いゲーマーで、サンプルキャラクターというものにはなじみはありませんでした。ですが、実際使ってみるとこれがなかなかに便利なものだ、と感心した記憶があります。そこで、このサンプルキャラクターを解説する用語に取り上げてみてはいかがでしょう?

東京都:畝傍さん

泉:畝傍さん、投稿どうもありがとうございます!
小野:というわけで、サンプルキャラクターについて話していこうか。
郡司:そういえば、俺が初めて遊んだ時もサンプルキャラクターを使ったな。
筧:あの時はいきなり、TRPG初心者をセッションに誘ったんだよな。無茶やったなぁ(笑)。
郡司:おい!(笑)
筧:あっはっは。そんなことができたのも、サンプルキャラクターがあったからこそだぜ。
郡司:そうつなげてきたか(笑)。確かに、名前や年齢、性別、さらに一部の表を振っていたら、それほど時間もかからず、自分のPCができあがったのを覚えているぞ。
小野:うむ。まあそう言ってるだけでは、読者さんにピンとこないだろう。イメージを伝えるために、サンプルキャラクターの実例を紹介しよう。

ar2e_samplecharacter

郡司:あの時も、こんな感じでルールブックのサンプルキャラクターのページを見せてもらって、この“剣の冒険者”を選んだっけ。
筧:だったよな。
郡司:おおまかなデータはこんな感じで、既に決まっているんだよな。
トラ:そうだね。ゲームによって詳細は異なるけど、『アリアンロッドRPG 2E』ではのサンプルキャラクターの場合、「能力値」「スキル」「装備」などのデータは決まっているんだ。
泉:そのあたりのデータを選択し、数値を計算する手間が軽減されていますね。
小野:4コマで触れたとおり、まさに「途中まで作成されているキャラクター」だな。
郡司:ここに、名前などいくつかの項目を埋めれば、PCが完成するんだよな。
小野:うむ。名前、性別、年齢などに加え、経歴や目的を表現するライフパス、さらに外見や特徴などを決定すると、PCができあがるぞ。
トラ:そんな感じで、サンプルキャラクターは、キャラクター作成にかかる時間も短く、データに詳しくない初心者にもうってつけの手法なんだ。
郡司:なるほど。
筧:慣れてきたら、よりディープなキャラクター作成にもチャレンジしてほしいぜ。
泉:キャラ作成はそれだけでも楽しいですからね。
小野:ともあれ、このサンプルキャラクターという手法は、色々なゲームで採用されている。そのうえで、それぞれのTRPGごとに違いがあるんだ。例えば名称も、アーキタイプとかテンプレートとなどと、ゲームごとに違いがあるケースもある。
トラ:サンプルキャラクターのデータを採用していないTRPGもあるしね。
郡司:へぇ。
小野:というわけで、読者の皆さんは自分が遊ぶゲームのルールをよく確認してサンプルキャラクターを運用してほしい。
郡司:またそのオチか!(笑)


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