『グラウンド・オブ・ヴァラー』異種族、続々! その2

 それでは、前回に引き続き『ブレイド・オブ・アルカナ リインカーネイション サプリメント グラウンド・オブ・ヴァラー』掲載の異種族、残り6種を紹介していこうと思います。


●岩人族(ドワーフ)
岩人族
『岩の声を聞き、自在に加工し、みずからも岩のような頑強さを誇る』
 男女ともに豊かな髭を持ち、短躯だが頑健な肉体で知られる種族です。
 その名の通り、岩と鉱石、そして黄金を好み、ほとんどの者は地下で生活しています。
 見た目に似合わず手先は器用で、彼らの作る武器や細工物は高価で取引されます。

●鬼人族(オウガ)
鬼人族
『強靱な肉体と、恐るべき戦いの才能を持つ巨人』
 丘陵地や山岳に地に住む、すぐれた戦いの才を持った種族です。
 外見は人間族に似ていますが、巨躯で、額には角を持ち犬歯が鋭く発達しています。
 彼らは老衰しないため、一生のほとんどを盛りの戦士として過ごします。

●翼人族(オオカミワシ)
翼人族
『闇を憎み、天空を翔ける、誇り高き三対の翼』
 賢き狼の姿をし、背には巨大なワシの翼を持った誇り高い種族です。
 多くの者は下界にあまり興味がなく、接触することは少ないです。
 しかし、聖痕を持つオオカミワシは、闇と戦うべく、群れを連れて下界へ降り立つ。

●豚人族(オーク)
豚人族
『闇の鎖に囚われし、堕落を極めた恐るべき闇の眷属』
 魔神によって作られた“闇の眷属”です。
 悪臭を放つ黒い皮膚に覆われ、血液までもが黒く、眼は禍々しく紅く光っています。
 彼らは“北狄”と呼ばれハイデルランドの人間族と激しく争っています。

●河人族(ザルム)
河人族
『大地を潤す生命の源を守る、すべての魚の王』
 ハイデルランドの河に住む、サケによく似た魚のような種族です。 
 男性は魚の姿をしていますが、女性は上半身が人、下半身が魚の姿をしています。
 刻まれし者となったザルムは、ザルムの王よりスマラクトという宝石を与えられ人の姿となり、闇の鎖との戦いに身を投じます。


 最後に、本書『グラウンド・オブ・ヴァラー』で追加されている2種族、最後のひとつを紹介しましょう!

●童人族(バンビーノ)
童人族
『陽気で臆病、そこに秘めたるは勇気の欠片。幼き姿の魔術師たち』
 小柄で、成人であっても人間族の幼少期のような姿を持ち続ける種族です。
 基本的に陽気で好奇心旺盛だが、臆病でも知られています。
 魔法を扱う技術や歌や踊りが得意な者が多いのも特徴です。


『ブレイド・オブ・アルカナ リインカーネイション サプリメント グラウンド・オブ・ヴァラー』では、これら12の異種族が紹介されている他、5つのサンプルキャラクター。既存のアルカナの追加特技、追加アイテムなどの追加データ、奇跡の効果をを変更するルールや、《主我》持ちのキャラクターが他PCの武具として使えるルールなどなど、盛りだくさんの内容でお届けします!

『グラウンド・オブ・ヴァラー』異種族、続々! その1

 さて、12月下旬に発売の『ブレイド・オブ・アルカナ リインカーネイション サプリメント グラウンド・オブ・ヴァラー』。
 そろそろ各所で販売が始まっているかと思います。

『リインカーネイション』のサプリメント第1弾となる本書では、追加ルールやデータはもちろんのこと、なんと言っても異種族のデータが豊富に掲載されています。
 基本ルールブック掲載の2種、旧版に収録されていた8種、そして本書で追加となる2種。
 本書を導入することで合計12種類の異種族で『リインカーネイション』を遊ぶことができるようになるのです。
 また、それら12種類の異種族のイラストは、全てメインイラストレーターの田口順子先生による入魂の描き下ろしで収録されています。

 そこで、ここではその12種類の異種族を紹介していこうと思います。
 もちろん、田口先生のイラスト付きですよ。

 それでは、まずは6種類……。


●獣人族(ウルフェン)
獣人族
『そは獣。救わざれし呪いの運命から解き放たれるがため、刃となる』
 獣人族は、人の姿と狼に似た獣の姿を持った種族です。
 人間形態、人狼形態、狼形態の3つの形態を取ることができます。
 獣の恵まれた力を持っており、例えば両手で振るうような剣も、短剣のように扱うことができます。

●森人族(エルフ)
森人族
『ゆるやかな滅びの流れの中で生きる、美しく儚げな不死の種族』
 妖精を思わせる可憐な容姿を持った種族です。
 その肉体は柔らかな霊質でできており、老いることも死することもありません。
 しかし、彼らの住む森は既に滅び、多くの森人族は人間の都市で暮らしています。


 この、獣人族と森人族のふたつは、基本ルールブックに記載された種族になります。
 続いて、旧版に記載されていた8種族のうち、3種族を紹介します……。

●樹人族(エント)
樹人族
『深い叡智と恐るべき力を持ち、森を守り、木々と生きる緑の騎士』
 森の主とも言える巨木の側に佇む緑の騎士。
 一見、人間に見えなくもない種族の者と、動く樹木そのものという種族の者がいます。
 ほとんどのエントは生涯を森から出ることはなく過ごし、その生態は謎に包まれています。

●猫人族(カヴィーナス)
猫人族
『群れることなく、留まることなく、自由に放浪する気ままな猫』
 猫によく似た種族、いわゆる二足歩行の猫。
 ハイデルランドでは、愛玩、観賞のために人間たちと共同生活をしていることが多いです。
 人間に交わって生活してるため知能は高く、中には魔法に優れた者もいます。

●白鳥人族(ヴァルフェー)
白鳥人族
『魔神の僕たる美しき女性たち。戦士に栄光と死をもたらす』
 魔神アーグリフによって作られた“闇の眷属”。美しい女性の姿を取り、勇者を導く乙女として知られる。
 基本的にプレイヤーは真教に帰依し、刻まれし者となったヴァルフェーをプレイすることになります。


 最後に、本書『グラウンド・オブ・ヴァラー』で追加されている2種族のひとつを紹介しましょう!

●蛇人族(ラガルート)
蛇人族
『冷たき眼と血潮にて戦い続ける、鱗持つ闇の眷属』
 広大な砂漠地帯を支配する二足歩行のトカゲのような外見をした種族です。
 基本的に人間族の敵で、今なお争いは続いています。
 
 刻まれし者となったラガルートは、一族から反逆者として扱われ、外の世界へと旅立つことになります。
 そこで、自らの過酷な運命を知ることになるのです。


 これで、半分の種族を紹介しました。
 次回は残る6種類の種族をご紹介します。